なまはげ郷神楽の三本の矢

なまはげ郷神楽の三本の矢

古仲三兄弟(なまはげ郷神楽/男鹿温泉郷)

絆の集合体
この春、結成六年目を迎える創作和太鼓団体「なまはげ郷神楽」
高校二年生から五十代のおじさんまで、所属するメンバーは現在19名。
郷土芸能である「なまはげ太鼓」を愛してやまない地元の人間が、仕事が終わってから、また学校が終わってから、それぞれの許す時間のなかで上手に太鼓と共存している。
そんなチームの中にはいろんな絆が存在する。仕事仲間であったり釣り仲間であったり、学校の先輩後輩であったり、親戚だったり・・・ そして、兄弟だったり。


三本の矢

毛利元就の「三本の矢」の逸話はあまりに有名で兄弟愛の手本とされているが、なまはげ郷神楽にも“三本の矢”こと「古仲三兄弟」と呼ばれる兄弟がいる。
長男・崇宏/21歳、次男・史幸/19歳、三男・良充/18歳。それぞれ地元の小中学校時代から「なまはげ太鼓」を始め、兄の後を追うように「なまはげ郷神楽」へと入会した。
三男いわく『兄達の太鼓を叩く姿がカッコ良く、自分も太鼓を始めた』とのこと。
さもすれば衝突しやすい男兄弟。あえて違う道を選択する者も多い。しかしこの兄弟は違った。兄達の姿を見て、また兄達の背中を追って育つことの大切さ、こんな時代だから痛感する。

奇しくも、男鹿に伝わる「999の石段」のナマハゲ伝説に登場する鬼たちも三兄弟。
なまはげ郷神楽の代表的な演目「門踏」の中で、長男を中心に次男と三男が脇を固めナマハゲ三兄弟として暴れまくる姿は、まさに“三本の強固な矢”。

和すれば則ち相俟って事を済す。和さざれば則ち各人おのおの敗す。
現代っ子の古仲三兄弟には、元就の教訓も中国の故事も無縁かもしれないが、知らずとも実践できる兄弟の絆を大切にして欲しいと願う。

追伸/三本の矢が四本の矢に変わる、四男・栄文君の出番はいつになるのだろう?
その日が来るのが楽しみだ。

なまはげ郷神楽 ふれあい太鼓ライブ
とき: 7月から11月の毎週第2・第4金曜日及び土曜日
ところ: 男鹿温泉交流会館「五風」ふれあいホール(7/1オープン)
観覧: 無料

なまはげ郷神楽公式HP

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鈴木 郁夫 さんからのコメントです|2007年3月15日 19:00

『なまはげ郷神楽』を知り、精一杯の応援をしていますが、『古仲三兄弟』もその理由のひとつです。彼ら兄弟は、礼儀正しく、謙虚で、特に次男は最高です! 私が郷神楽を宣伝する理由は沢山ありますが、『古仲三兄弟』を見て欲しい!ことも理由です。
『四兄弟』になる日も近いと思いますが、1つのことに打ち込む兄弟の素晴らしさを一人でも多くの人達に知っていただきたいと思います。 


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このコンテンツは男鹿温泉郷協同組合の発行する情報紙「男鹿の島風」のコンセプトを引き継いで企画したものです。

Author

文/
男鹿温泉郷協同組合 上野
男鹿なび 船木